財布とパスポートは忘れんな。

「サイパス」は一人旅での経験やその魅力をお伝えしまーす。エッセイ的なものも書きます。

ラスベガス:フロンティアとともに

ラスベガス。

オアシスなのは昔も今も変わらない。ただ、あるものが変わっただけ。

 

1929年の世界恐慌で絶望的となった世界経済。

ルーズヴェルト大統領がそこから立ち直るために行ったニューディール政策は中学校の教科書にも載っています。

そのニューディール政策の一つがコロラド川フーバーダムを建設するというもの(ウィキペディアにはルーズヴェルト大統領就任前に着工しているって書いてありますが)。

ダムは日本の黒部ダムを見たことがあるぐらいだが、すごく圧巻。人柱も多く、英断に英断を重ねた事業だったことが見て取れる。

フーバーダムは琵琶湖の1.4倍の貯水量のミード湖を作るんだからその規模は計り知れないよね。

 

ラスベガスの水はそこから引かれており、垂れ流しにされている。

ベネチアンホテルではホテル内に水路があったり、噴水やプールの数々。循環式で水は減らないという話もあるが、ベガスの気候なら蒸発量もすごいだろう。

 

ゴールドラッシュから始まったラスベガス。

そしてダム建設のオアシス。

その息抜きとしてのカジノ。

 

そんなカジノは中毒性があったので、たった30ドルでやめてしまって、悲しいような、正しいような。